なんかさ、キャンプ場じゃないところでキャンプできるところ知らない?
あぁ野営ってこと?じゃあ今度一緒に行ってみるか!
そ、そう、そう野営!じゃあ今度よろしくね
そんなこんなで急遽決まったキャンプ。当時は“野営”という言葉すら知りませんでした。
しかし、なんでも形から入りたい性分の僕は意味もわからず『ビバーク』という言葉を使っていたのです。
つまり、未経験であることも悟られてはまずかったのだ。いや、恥ずかったのだ。
気持ちはまるで現代社会を忍んで生きる忍者の様に。
だから「野営?」って聞かれたときは、なんだそれ、と思いながらも“忍法 知素振”を駆使して事なきを得たのだ。・・・ってばよ。(多分普通にバレてるけどね!!!!!!!!!)
とはいえ、複数人でいくキャンプ・・・何を持っていけばいいんだ!
と困惑し、ほぼ未経験であることを白状して、準備するべきものを教えてもらいました。
「りっくには、バックパックで行くキャンプが合ってると思うよ」
そう言って準備物や、装備品を紹介する動画を送ってもらいました。
ふぅん。ばっくぱっくきゃんぷぅ??
状態でしたが、ひとまずその動画を見ながら既に持っているものをかき集め、足りないものとバックパックを、ブラジルはアマゾン川を本流とす amazonで購入して当日に備えました。
色々調べてみて、あのヒロシさんも使っていると評価の高かったバックパック、オートボットもとい、
サイバトロンを最初の相棒として迎え、夢と期待を詰め込み準備完了!
向かった先は・・・!
秩父!!!
誰ですか?「またかよ!」って言ったのは。
太めのジーンズ履いてませんか?大丈夫ですか?
以前キャンプした橋立川を通り過ぎ、ダムのループ橋へと入り、かの有名な三峯神社を越え
着いた先は、誰もいない『川!!!!!』(場所バレそうなので、画像小さめですでも川でしょ)
そして、設営。
こ、こんなところにどうやって設営するんだ?
と思うほどに段を連ねた地形。しかし、友人に「テントならその辺」と言われ、
言われるがままに設営。
僕のテント、友人のハンモック、そして提案してくれた友人の蚊帳テント。宴会幕!
おぉこれがグルキャンてやつかぁぁぁあああああ!!!!
と、目からビームが出てもおかしくないほど輝いた目は、この日その光を失う事なく夜を迎えました。
見てよ、クーラーボックス持ってないからクーラーバックだぜ。時代すら感じるや。
寝ても覚めても自然に囲まれたこの非日常感。その片鱗に触れるだけでも心の躍動を止められません。
朝。きた道を戻ろうとする友人を横目に、
俺はこっちから戻るわーっ!
とノリと勢いクライミング。
思い返してみると、嫌なことが一つもなかった、とにかく最高に楽しかった“野営”
これは自分のライフワークになりそうだ、
そんなことを考えながら帰路に着いたのでした。
そして密かに考える、キャンプとは一体なんなのか。
これは、深掘りのし甲斐がありそうだ。ワクワクとだってばよは、止まることを知らない。
(だってばよってなんだってばよ)
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