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決意の時

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キャンプ
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初めてのキャンプを経験してからたった数週間の間にソロキャンプ、野営、バックパックキャンプ、グループキャンプ・・・と、その時出来得るさまざまなキャンプを、怒涛の勢いで経験しました。
今も変わらずですが、当時のキャンプに対する熱意は凄まじいもので、
あれもしたい!これもしたい!もっとしたい!もっともっとしたい!と青いハートの震えは止まることを知りませんでした。

前回は、生まれたての子鹿の如く、手取り足取りさまざまなことを教えてもらいながらキャンプに行った僕。
今度は自分の力で行ってみたい・・・!
そう決意を固め、バックパックソロキャンプを計画しました。
前回は友人と行ったので、ある程度共有できるものは共有させてもらっていました。
だから必然的にバックパックの中身も少なく済んでいたのですこれが“ソロ”となると話は別・・・。
準備段階で、持っていくべきものとそうでないものに振り分け、必要最低限でキャンプに臨みます。

そしてキャンプ地ですが、1人での野営に日和った僕は、迷わずキャンプ場でのキャンプを選択しました。
おんぶに抱っこで野営を経験した時は、本当に誰もいないことに対して感動したのはもちろんなのですが、同時に、『さすがにこわい。』という気持ちも芽生えたのです。1人で誰もいないところでキャンプすんの怖すぎ!無理すぎぃ!
ということで無理はせず、安心が担保されたキャンプ場でのキャンプにきめました。

当日、バックパックに詰め込んだキャンプ道具を背負い、クーラーボックス、テーブル、チェア、焚火用のサイドテーブルを車に載せて
いざ!キャンプへ!

いや、ちょっと待てよ?

これ、車に荷物積んでるよな・・・ん?バックパックキャンプって言っていいのかこれ?
変なところにこだわりの強い僕は、キャンプ場に向かう道中そんなことばかり考えていました。
荷物も、どう頑張っても一度で運べない量。
これじゃあ単に荷物を無理やりバックに詰め込んだだけのキャンパーなんじゃないか・・・?
と、途端に恥ずかしさが襲ってきました。
キャンプのスタイルは人それぞれなので、もちろんこれも立派なバックパックキャンプだと思います。
しかし僕は、自分に厳しく!人に優しく!小学生の頃に通っていた空手の道場で、そう学びました。
つまり・・・

これはただのオートキャンプ!!!!!!

そう結論づけるのに時間はかかりませんでした。
もっと研究が必要だ・・・。キャンプギアも一新する必要がありそうだな。と、目の前に広がったでかいテーブルやサイドテーブルを見てそう決心したのです。

そもそも、この時はまだ、
キャンプっぽさと、荷物の選択のバランスが全く取れておらず
バックパックで行くのに、サイドテーブルを持ち出したりブランケットを多めに持ったりと今考えれば意味のわからないギア選択をしていたのです。

しかし当時はキャンプを考えるための思考回路が一つしかなかったので
うん、そうだな車がいけない!車で行くから荷物が増えるんだ!そうだ!悪いのは車だ!
と罪のないものに罪を着せることで、キャンパーとしての意地とプライドを守ったのでした。
自分に優しく!車に厳しく!

ほな・・・交通手段を変えてみっか!
電車で行くか!そうしよう!よし!徒歩キャンプデビューや!
と、自分に枷をつけることでキャンプの世界にゆっくりと沈んでいくことになったのです・・・。

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