どうも!りっくです!
今回は僕が愛用するペグ
福善刃物工業さんの、打刀をご紹介いたします。
1年ほど使ってわかった、正直レビューです!
いざ!
刃物屋『福善』
そもそも、ペグなの?なんで刃物屋がペグ!?
気になりましたね?そうですよね?
福善さんと言うのは、岐阜県美濃加茂市に本社を置く、創業80余年の刃物工場。
長い実績があり、他社にない特殊な加工技術もあるのに、そういえば自社のオリジナル製品少なすぎじゃない!?!?
と、一念発起しアウトドア向けのプロダクトデザインを始めたらしいです。
きっと会議の中では・・・・
部長「さて・・・今期の売り上げは・・・ちっ。またOEMか・・・。」
平社員「部長!そもそもうち!自社製品あんまりないです!」
部長「はっ!!!!確かに!だからじゃん!あんな技術も、こんな技術も有るのにもったいないねぇ。なんか作っちゃう!?どんな刃物なら売れるかな!?」
平社員「いやいや部長、僕たち刃物屋が刃物作っても今更バズんないっすよ〜〜」
新入社員「あの僕!最近ブームに乗っかってキャンプを始めたんですけど!アウトドアからアプローチするって言うのはどうですか!?」
部長「そういえば!社長もアウトドアが好きって言ってたな!新人くん!ナイスアイデア!とはいえ・・・どんな製品が売れそうだね?」
新入社員「そうですね・・・ペグなんかでしたら、刃物を作る技術の応用が効く気がするのですが・・・」
部長・平社員「それだ!!!」
こんな会話が繰り広げられたに違いありません。妄想です。
新入社員はきっと、今や新入Sineと呼ばれている事でしょう。(はい?)
まぁ、紆余曲折あったのでしょうが、
『お客様の福をもって善とする』をモットーにアウトドアシーンにおいて新しい選択となる商品の開発・販売をしているわけです。
打刀
さて、本題です。打刀はどんなペグなのでしょうか。
基本のスペック
長さの展開は4種類(2024.10月現在)
まずはそれぞれのスペックをご覧ください。
ー | 16cm | 20cm | 24cm | 28cm |
---|---|---|---|---|
重量 | 約16g | 約39g | 約56g | 約87g |
サイズ | 全長160mm× 幅13.5mm(差し込み部最大5mm)×厚み2.5mm | 全長200mm× 幅18mm(差し込み部最大7mm)× 厚み3.5mm | 全長240mm× 幅20mm(差し込み部最大9mm)× 厚み3.5mm | 全長280mm× 幅27mm(差し込み部最大12mm)×厚み3.5mm |
素材は全て、刃物用ステンレス鋼(焼入・焼戻処理)
製造はもちろん日本です。
僕が使っているのは、16cmと20cmです。
最初は、20cmに手を出しましたが、16cmでもいいんじゃね!?ていうか軽くない!?
と思って、今は16cmを愛用しています。十分。
打刀の特徴
軽量
何と言っても、僕は軽量キャンパー。まずはここから語らせてください。
適当なことは言えないので、実際手に持ったことのある16cmと20cmについてお話しますが、
一見重そうに見えるステンレス製のペグ。
これ・・・
16cmは直径5mmのチタンペグと同等の重さ、そして20cmも直径7mmのチタンペグとほぼ同等の重さに仕上がっています。
20cmに関しては、同サイズの鍛造ペグの約半分の重さになっています。
ちなみに僕は、前述した通り、20cm→16cmに乗り換えたので、あまりの軽さに、空のヤカンを持ち上げたよな気分でした。
強度
このペグは、刃物と同じように真空熱処理されたステンレス鋼を使用しているので、とても高強度。
この強度のおかげで、先端も潰れにくく、大きな石も簡単に砕いてしまいます。
また、薄いのにもかかわらず、強度は鍛造ペグにも引けを取らない神のようなペグなのです。
そして、素材の話が出たのでここでお話すると、この刃物用の特殊なステンレス鋼はめちゃくちゃ錆にくいので、しょっちゅう雨キャンプをする僕の打刀は一本も錆びていません。(拭いてはいるよ!)
強度に関しては、本当に驚かされます。こんなに軽いのに、こんな石砕いちゃうの!?と毎度驚かされ・・・
いや、違います。今はもう、
打刀ならいけるだろう
と、安心して打ち込むことができています。
スタッキング性能
この打刀、長方形の平板形状のため、こんな風に重ねてコンパクトに収納することもできます。
まとまってくれないだろ
と思う方も少なくないと思いますが、ゴムでもなんでも止められるだろ!工夫しなさい!
僕はペグケースに入れていますけどね。。。
ちなみに20cmと28cm専用にはなりますが、福善から『鞘』というペグをまとめる製品も販売されています。
さすがの一言です。
デザイン
そもそもなぜ打刀なんていう名前なのか・・・という核心に触れていかないといけません。
とは言ったものの、ごめんなさい、触れられるほど分厚い情報を持っているわけではありません。
そもそも打刀というのは、一般的に日本刀を指す言葉でして、それをモチーフにして作られたのがこの打刀です。(わかりやすーい!)
つまり、この独特な先端の形状も、日本刀をイメージして作られているのです。美しい。
また、全ての面にしっかりと面取り加工がされているので、引っ掛けたロープを破断させる心配もありません。
良すぎて逆に気になるところ。
これはもうね、正直レビューなので、正直にお伝えしますが、
強すぎます。
強すぎて何が困るの?と感じるかもしれませんが、ガッチリ刺さるとまぁ抜けない。
これは当時無知だった僕の責任ですが、おそらく木の根に差し込んでしまって、根が締まり、抜けなくなってしまい、無理やり抜いた結果、ポッキリと逝ってしまいました。
しかし。今の僕には技術があります。抜き方も覚えました。
そもそも、公式ページに、
撤収時は回転させて抜く
と記載されていました。てへ。
だけど、それでも抜けにくい時はあります。
そんな時はこんな風にペグを噛ませ、真上に引き抜くと、案外スポッと抜けてくれます。
こんな感じでも解決できるので、ぶっちゃけ、今となってはデメリットに感じていることがありません。
すみません(いいことです)
実際に使ってみた。
元々は、普通にキャンプをしていたので、軽量製よりも堅牢製の方に重きを置いていました。
なので、主にはこういった大きめのタープに使用するのですが、本当に抜けない。
風が吹いても雪が降っても、すっぽ抜けたことは一度もありません。
また、今では軽量キャンプを楽しんでいるので、タープも必然的に軽量になる為、当然抜けたことはありません。
まだまだあるぞ福善製品
実は、福善さん、打刀だけではありません。
僕が使っているのは、こちらの自在金具『影隠』(かげかくし)
これもう本当大好きで、タープごとにロープを用意している僕は、タープが増えるごとに何個もリピート購入しています。
何より軽さと強度のバランスがすごいんです。
自在金具なんて使わないのが一番軽いじゃん、と思っていた時期もありましたが、
これを見つけたときは、もうビビッと来ましたね。
これじゃん!このギア感。これなら所有欲も満たしてくれる上に軽い。
届いて、実際に手に持つと、マジで持ってるかわからない。
これは善キャンパーが・・・あ、全キャンパーが手にするべきです。(ロープの太さは限られるけどね)
他にもペグではV字ペグ『鎗』(やり)、薪割りを安全にする『苦無』(くない)や、ロープワークを簡単にする『鍔』(つば)なども販売しています。
そして、今更刃物は・・・と言っていた福善さん、今は刃物もしっかり販売しています。
今更刃物は・・・というのは僕の妄想でした。。。
一番人気なのは、調理用ナイフ『銀閃花』(ぎんせんか)コンパクトで軽量な、お肉を切るのに最適なナイフだそうです。
まとめます。
実は福善さん、最近ULラインにも参入してきて、これからが楽しみなわけです。僕は。
こんだけ偉そうに話していますが、実は僕が使用しているのは打刀と影隠のみ。
いつか福善製品制覇したいな・・・。
そう思えるほど、僕の大好きなメーカーのご紹介でした!
違った!打刀の正直レビューでした!
気になった方はぜひ!
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