キャンプの時、どう寝るか・・・。
多くの方が、寝袋を連想されると思います。
寝袋の選び方を間違ってしまうと、最悪の場合命の危険も想像できます。
そこで、今回は、絶対に失敗したくない寝袋の選び方をご紹介したいと思います。
失敗しない寝袋の選び方
寝袋についての説明は野暮かもしれませんが、言ってしまえば登山やテント泊で使える、コンパクトになる布団です。形や中に入れられている綿の素材によって、価格、スペックが大きく変わってくるため、自分の使用目的に合ったものを選んでください。
寝袋もテントと同様、季節やキャンプ場によって選び方が変わってきます。
寝袋に関しては、コスパで選ぶことはお勧めしません。
今回はコスパよりも実用性重視でご紹介していきます。
寝袋選びで知っておくべき知識やポイント
寝袋のタイプ
マミー型・・・身体への密着性が高く、保温性が高いタイプです。その分、寝袋の中での身動きは取りにくくなります。そして、収納サイズもコンパクトになるものが多いです。
封筒型・・・こちらは身動きが取りやすい反面、機密性が低く温度調節がしやすいのが特徴です。大きく四角形に開くものが多く連結などもできるため、ファミリーキャンプや、気温の高い時に重宝するタイプです。
キルト型・・・これはあまり馴染みがないと思いますが、毛布のような形の、閉じないタイプの寝袋です。
人型と呼ばれるものも最近目にしますが、あまりにも邪道なのでここでは割愛ッ!!!
対応温度
寝袋選びをしている際、よく見るのが
快適温度、使用可能温度、限界温度。
一体これはなんなのか、簡単に解説していきます。
と言っても簡単な話なのですが、
快適温度とされるものは、その寝袋で過ごすベストな気温。
使用可能温度は、上着を着込んだり工夫をすれば過ごせる温度。
限界温度は、様々な工夫をした上で身体を丸めてなんとか朝を迎えられる温度。
と考えてください。
ちなみにこの温度の表現方法については各社様々なのですが、大体似たような文言で表しているので
よく読んで選んでください。
基本となる選び方は、最低気温から、マイナス5度のものを選ぶと安全です。
例えば、最低気温15度のキャンプ場に行く際は、快適温度10度のものを選ぶ、というイメージです。
中綿の素材
寝袋の性能を大きく分ける、中綿の素材についてですが、大きく分けると、
化学繊維のものと、ダウンものがあります。
化学繊維・・・化繊は少々重たくかさばりがちですが、割と安価で購入できて、長く使える素材です。
ダウン・・・ダウンは封入量によっては保温性が高く軽いです。また、ギュッギュっと圧縮してくことでコンパクトに収納できるのもメリットです。ただ・・・高い。
おすすめの寝袋
寝袋をご紹介していこうと思いますが、今回は寝袋必須の、冬用にフォーカスしてご紹介していきます。
マミー型
マミー型の寝袋でおすすめできるものをご紹介します。
また、ここで紹介するものはあくまで一例です。
温度帯をよくご確認の上購入に進んでください。
マミー型の寝袋といえば・・・!NANGA?Mont-bell?ISUKA?日本のメーカーから出ている寝袋をご紹介。
まずは僕も使っている、NANGAのオーロラライト。
こちらはダウン寝袋の弱点でもある水濡れに強いプロダクトで、多少の結露や水濡れではヘタレません。
そして、おそらく使用者が多いであろう、モンベルのダウンハガー。
♯〇という表現は、ダウンハガーユーザーでなくても
「俺の寝袋は大体♯○くらいかなあ」などと表現することがあるので、知っておいて損はないかもしれません。
そして、イスカ。
これはごめんなさい。調べた感じで良さそうなものを貼りますが、触れたこともありません。
封筒型
封筒型の冬用は、オートキャンプしかしない!という人におすすめです。
と、いうのも、化繊のものはかなりかさばります。むしろ圧縮袋に入れた毛布の方がコンパクトになるんじゃないか?と思うほどでかいです。
一応、ダウンのものもご紹介しましたが、コンパクト性を重視したい方は選択肢から外してもいいかもしれませんね。
キルト型
これね、マジで最強です。
僕が使っているのはこれじゃないのですが・・・
キルト型の何がいいの?
というハナシですが、シンプルにダウンの恩恵を100%受けられる、という点です。
どういうことか超簡単に説明すると
そのほかのダウンの寝袋は寝ている時は背中側のダウンが潰れていますよね。
ダウンというのは、フワッとして初めて保温するのです。つまり、潰れている背中側のダウンは機能していないのです。
ダウン封入量400gのマミー型寝袋と、同量のダウンを封入しているキルト型寝袋。
説明が難しいのですが、マミー型で背中側で潰している分のダウンが、キルト側の方は全て身体に密着する。
というわけです。
最強っぽくないですか?
快適温度わからないよ・・・
知っておくべきポイントを説明した際、
寝袋を選ぶ時は、使用する日の最低気温のマイナス5度を選ぶといいとご説明しましたが・・・
最低気温なんて日によるだろ!!
という思いが湧いた人も少なくないのではないのでしょうか。
しかし、大丈夫。
万が一快適温度を下回ってしまうことがあっても、キャンプギアには、
それを対策するブーストという方法があります。
これにはインナーシュラフと呼ばれる、寝袋の中に入れる薄手の寝袋を使う方法や
シュラフカバーと呼ばれるものを使って寝袋そのものを包んで保温する方法があります。
僕がおすすめしたいのは、インナーシュラフ。
これは、夏の暑い時に一枚でも使えるので一つで二役を担う最強のアイテムです。
シュラフカバーは、まあまあ結露してしまうのが実情です。
かっこいいんだけどね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は寝袋が必須の冬用に限定してご紹介しましたが、
寝袋はとんでもないほどメーカーや種類がある上に高価なものが多いので、たくさん調べて、
気に入ったものを購入してくださいね
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