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目が覚めると、夜中の3時。
あれ・・・?なんでこんな時間に目が覚めるんだろう。そう不思議に思うのとちょうど同時くらいに
ゴオォォォォォ!!!!!!
と外から轟音が聞こえてきた。
そうか、この風で目が覚めたんだ。そう思って外の様子を確認しようとテントのジップを開けようと思った時
その手が止まった。音が違う・・・。そう、風だけでなく、激しい雨もテントに打ちつけられていたのです。
こういう時に心配になるのは外のタープや焚き火台。
まずいかも・・・
そう思って回収に急ごうとするのですが
どこからともなく頭の中の天使がやってきて
「今は外に出たら危険よ、明日にしなさい」
と、そう囁きかけるのです。(本当悪いと思ってるんですけどこの時は恐怖しかなく外に出られませんでした・・・。反省)
うん、それなら仕方ないね、と半分まで開けたテントのジップをそーっと閉じて、恐怖の中目を瞑りました。
そして迎えた朝。
あっれえ・・・??
タ、タープがない・・・!?!?!?
これは、やっちまった。まずい、まずすぎる。
と思って急いであたりを見渡すと、車に荷物を積み込む母の姿が。
ん?その手に持ってるのって・・・
「あぁ、タープだよ。ポールが“つ”の字になってたから急いで畳んだよ〜〜」と笑っていました。
え?なんで笑えんだよ!!“母強し”を地で行き過ぎだろ!!
どうやら誰よりも早く起きて、タープやテーブル、焚き火台やらのなんやかんやを片付けてくれていたよです。ひとまず安心して、片付けを進めていると、何か見覚えのないギアが目に映りました。
ん?なんだこれは?
なんだこれは・・・?
ポール・・・なのか・・・?
そしてここではっ!!!とします。
「ポールが“つ”の字になってたから急いで畳んだよ〜〜」
こ、こ、こ、こういうことか!!!
釣り竿みたいに戻ってこないのね・・・・・・・
突然のギアとの別れに打ちひしがれながら、泣く泣くポールをしまいこみました。
そんで富士山も見れないし!もう!散々だよ!!!!!
でも・・・。
学びはありました。
これまで使っていたタープポールは、まぁ言ってしまえば“安物”
2本で3千円程度の、初心者には手の出しやすい値段でした。
しかし、強風でダメになってしまうとは思ってもいませんでした。
ここまで言いましたが、別にポールが悪いわけではないんです。もちろんそれもあるかもしれませんが
一番の原因は、タープの張り方
風の進行方向に、抜けないような張り方をしていれば、当然風の影響を受けることになります。
だから今回学んだのは、良いものを買おう!ではなく、
タープの張り方を学ぼう!というもでした。
この時の経験が、今のタープ泊へとつながっているのかもしれません。
ほな
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